ニュースで学ぶ与信管理と債権回収   　 最前線で活躍中の与信管理コンサルタントが、与信管理・債権回収についての最新情報をお届けする日本唯一の与信管理専門メルマガです。テーマは、与信管理、審査、倒産、債権回収、中国ビジネス、海外取引、国際取引、貿易、信用調査、企業調査、米の倒産動向、海外の与信管理など幅広く取り上げていきます。 ●このメールマガジンを登録する ※お客様のメールアドレスはメルマガ配信システム（まぐまぐ）に登録されますことをご確認下さい。     2024年6月19日   　 ━━＜与信管理メルマガの草分け＞━━━━━━━━━━━━━ ■ニュースで学ぶ与信管理と債権回収■　　総発行部数2,671部 ━━━━━━━━━━VOL.1320（2024年6月19日号）━━━━ こんにちは。 ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。 無料版のChat GPTも日々改善されているようです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ＜このメルマガの目的＞ 最新のニュースを題材にして、与信管理、債権回収に関する最新の手法や情報を毎週提供する。審査、与信管理、債権回収を専門としている人向けメルマガ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆今週のテーマ◆ 「Chat GPTに聞く債権回収のポイント」 今回は久しぶりにChat GPTに質問を投げかけてみたいと思う。 質問：あなたは企業における債権回収の専門家です。法人に対する遅延債権の回収において重要なポイントを５つ分かりやすく説明してください。 回答：法人に対する遅延債権の回収において重要なポイントは次の5つです。 １．初期対応の迅速さ 債権が遅延した際は、速やかに初期対応を行うことが重要です。遅延通知を出し、支払いの督促を行うことで、相手に対して支払いの意識を促します。初期対応が遅れると、債権回収がさらに困難になる可能性があります。 ２．コミュニケーションの確保 企業間の債権回収では、相手企業とのコミュニケーションが非常に重要です。電話やメールで定期的に連絡を取り、支払いの意図や困難な点を把握することで、問題解決のための具体的な対策を講じることができます。 ３．契約書や証拠の整備 債権回収をスムーズに進めるためには、契約書や請求書などの証拠書類が整っていることが不可欠です。これにより、法的手段を取る場合にも強力な証拠となります。また、取引条件や支払い期日などを明確にしておくことも重要です。 ４．分割払いや支払い計画の提案 一括での支払いが難しい場合、分割払いの提案や支払い計画の見直しを行うことが効果的です。柔軟な対応を示すことで、相手企業が支払いを行いやすくし、回収の成功率を高めることができます。 ５．専門家の活用 自社での回収が困難な場合は、債権回収専門の弁護士や債権回収会社に依頼することを検討します。専門家は法的手続きや交渉術に長けており、効率的かつ効果的に債権回収を進めることができます。 以上のポイントを押さえることで、法人に対する遅延債権の回収をよりスムーズに進めることが可能となります。 特に目新しい内容ではないが、常識的でよくまとまった回答である。以前は回答に時間がかかるイメージだったが、今回は数秒もかからなかった。 もう少し突っ込んだ質問をしてみよう。 質問：２．コミュニケーションの確保について追加の質問です。債権回収でメールを取引先に送る場合、適切な例文を作ってください。数日程度の遅延、1か月程度の遅延、3か月程度の遅延というように遅延期間に応じて文章のトーンを変えてください。 回答：債権回収において、取引先に送るメールの適切な例文は、遅延期間に応じてトーンを変えることが重要です。 以下に、数日程度の遅延、1か月程度の遅延、3か月程度の遅延に対するそれぞれの例文を示します。 １．数日程度の遅延 「先日ご請求させていただきました請求書番号: XXにつきまして、支払期限が過ぎておりますが、未だご入金を確認できておりません。 お手数をおかけいたしますが、ご確認の上、早急にお手続きをお願い申し上げます。何かご不明な点やお手続き上の問題がございましたら、お知らせください。」 ２．1か月程度の遅延 「この度は、請求書番号: XXに関するご入金が1ヶ月ほど遅れている件についてご連絡いたします。何かお支払いに関して問題が生じておりますでしょうか。もしご不明な点やご相談事項がありましたら、ぜひご連絡ください。 早急にご対応いただけますようお願い申し上げます。ご多忙のところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。」 ３．3か月程度の遅延 「請求書番号: XXのご入金につきまして、支払期限を3ヶ月過ぎておりますが、未だご入金を確認できておりません。 ご事情がおありかとは存じますが、弊社としても資金繰りが厳しい状況となっておりますので、至急ご対応いただけますようお願い申し上げます。 何かご不明な点やお支払いに関する問題がございましたら、早急にご連絡いただけますと幸いです。 本メールをもって最後のお願いとさせていただきますが、ご対応いただけない場合は、やむを得ず法的手続きを検討させていただく可能性がございますことをご了承ください。 ご多忙のところ大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。」 こちらが、初めから遅延期間に応じてトーンを変えるように指示しているのに、「遅延期間に応じてトーンを変えることが重要です。」とわざわざ前置きしてきたのは気に食わない。 まるで自分が思いついたかのようだ（笑）。 また、一つ目と二つ目の分はほとんど差がない。3つ目の分で、法的手段に言及しているのは良いと思う。無論、会社のポリシーでどの程度の遅延で言及するかは変わってくる。 この程度の回答であれば、まだまだ、専門家の仕事も奪われることはないだろう。ただ、1年前に使った時よりも回答は確実にブラッシュアップされている。 今後も加速度的に精度が高まるとするなら10年ぐらい経つと、私でも舌を巻くような回答が出てくるかもしれない。 ------------------------------------------------------------------------ ★編集後記★ 昨日は久しぶりの大雨でした。 いよいよ関東地方も梅雨入りかな？ ☆次回は6月26日発行予定です。　 ------------------------------------------------------------------------ ◆発行者の著作 『海外取引でよく使われる与信管理の英語』（IBCパブリッシング） http://tinyurl.com/m5c8634 ●皆様の声を大募集！ このメールマガジンに関して、皆さんの声を大募集しています。感想、要望、質問などこちらまでお寄せください。seminar@kmjpn.com ※質問や感想、要望にはメルマガ誌上でお答えしますので、匿名で質問の内容を公開させていただきます。 ◆本メルマガの登録・解除 まぐまぐ　http://www.mag2.com/m/0000065645.htm 登録・解除の手続きはご自分でお願いします。当メルマガでは、解除手続きの代行は行っておりません。 ────────────────────────────────── 発行元：ナレッジマネジメントジャパン株式会社 http://www.kmjpn.com 発行責任者：牧野和彦　 ────────────────────────────────── このメールマガジンは、『まぐまぐ』配信システムを利用しています。 ────────────────────────────────── 無断転載を禁じます。 (C) Copyright 2001-2024 Knowledge Management Japan Corporation ★免責事項： 本誌の内容は新聞記事、公開情報等に基づき、当社が分析、推測したもので、事実と異なる場合もあります。また、本誌の情報から生じたいかなる不利益、損害についても、当社は一切の責務を負いません。       バックナンバー      2024年6月12日 2024年6月5日 2024年5月29日 2024年5月22日 2024年5月15日 2024年5月8日 2024年4月24日 2024年4月17日 2024年4月10日 2024年4月3日 2024年3月27日 2024年3月13日 2024年3月6日 2024年2月28日 2024年2月21日 2024年2月14日 2024年1月31日 2024年1月24日 2024年1月17日 2024年1月10日 2023年12月27日 2023年12月20日 2023年12月13日 2023年12月6日 2023年11月29日 2023年11月22日 2023年11月15日 2023年11月8日 2023年11月1日 2023年10月25日 2023年10月18日 2023年10月11日 2023年10月4日 2023年9月27日 2023年9月20日 2023年9月13日 2023年9月6日 2023年8月30日 2023年8月23日 2023年8月9日  2023年8月2日 2023年7月26日 2023年7月19日 2023年7月12日 2023年7月5日 2023年6月28日 2023年6月21日 2023年6月14日 2023年6月7日 2023年5月31日 2023年5月24日 2023年5月17日 2023年5月10日 2023年4月26日 2023年4月19日 2023年4月12日 2023年3月29日 2023年3月22日 2023年3月15日 2023年3月8日 2023年3月1日 2023年2月22日 2023年2月15日 2023年2月8日 2023年2月1日     こちらのメルマガもオススメです！     ●ヘッドラインで学ぶビジネスイングリッシュ     お問い合わせ   　 ナレッジマネジメントジャパン株式会社 B-Senminar担当 e-mail: seminar@kmjpn.com   サイトマップ 与信管理の基礎講座　│　与信限度額設定ワークショップ　│　与信管理規定作成講座　│　決算書の見方　│　海外の与信管理と債権回収＜基礎編＞　　 　　中国・アジアの与信管理と債権回収　　│　英文メールの書き方　│　債権回収の基礎講座　│　英文契約の基礎講座（初級編）　│　 英文契約の基礎講座（中級編）　│　１日でわかる貿易実務の基礎講座　│ クレーム対応セミナー　 │　 債権回収の実践講座　 一日でわかる英文契約書の読み方　　貿易実務講座（ロールプレイ編）　│　英語での電話の受け方・かけ方　│　契約の基礎講座 中国契約法入門　│　コーチングセミナー 　Knowledge Management Japan Corporation Copyright(C) 2000-2024　Knowledge Management Japan Corporation.　All rights reserved. 無断転載を禁じます