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ニュースで学ぶ与信管理と債権回収 |
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2023年8月2日
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━━<与信管理メルマガの草分け>━━━━━━━━━━━━━
■ニュースで学ぶ与信管理と債権回収■ 総発行部数2,671部
━━━━━━━━━━VOL.1279(2023年8月2日号)━━━━
こんにちは。
ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。
日銀は28日、長期金利の運用を柔軟にし、0.5%の上限超えを容認することを発表しました。
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<このメルマガの目的>
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◆今週のテーマ◆
「日銀、金融緩和から転換か?」
今回の日銀の発表は明確なメッセージとは言えない。正直なところ、私も説明しろと言われても、上手く説明できない。
ただ、この発表を受けて、市場が大きく反応したことだけは分かる。
まず、28日は一時、141円台まで円安が進み、その後、138円まで円高に振れる荒い動きとなった。
1日の間に3円もの値動きは相当なインパクトである。株式市場も反発、し日経平均は前日比131円安で引けた。
しかし、週明けでは再び円安に振れて、141円半ばまで上昇。株式市場も円安を好感し、日経平均の上げ幅は600円を超え、終値でも33,000円台を回復した。
日銀のメッセージが分かりにくかったのは、専門家でも同じだったようだ。まず、YCC(イールドカーブコントロール)について確認しよう。
YCCとは長短金利操作とも呼ばれ、長期金利と短期金利の誘導目標を操作し、イールドカーブを適切な水準に保つことだ。
Chat GPTに質問してみよう。
回答
「イールド(yield)とは、簡単に言うと「利回り」のことで、お金を投資したり貸したりした際に、どれくらいの利益や利子を得るかを示す指標です。
イールドカーブとは、投資期間(例えば1年、5年、10年など)と利回りの関係をグラフにしたものです。このカーブの形状は、経済の状況や金融市場の動向を表しています。
通常、イールドカーブは次の3つのタイプに分かれます。
正常型:
長期の投資に対して、長期のほうが利回りが高くなる状態です。経済が好調であるときに見られることが多いです。
逆転型:
短期の投資に対して、長期のほうが利回りが低くなる状態です。経済が不安定で景気後退が懸念されるときに起こることがあります。
平坦型:
長期と短期の利回りがあまり変わらない状態です。経済が緩やかな成長段階にある場合に見られることがあります。
イールドカーブを見ることで、経済の健全性や景気の動向を予測することができます。また、金融機関はイールドカーブを参考にして、適切な利子を設定したり、投資や融資の判断を行ったりします。」
どうやら、市場は「YCCの運用を柔軟にする=金利の上昇を容認する」と捉えたようだ。金利が上昇すると、景気が悪化するので、株式市場では売られた。
実際に、長期金利は0.605%まで上昇した。しかし、週が明けると、「結局、日銀は金融緩和を継続する」と見る向きが大勢となり、円安、株高となったわけだ。
植田新日銀総裁にとって初めて市場の洗礼を受けた形となった。
日銀やFRBなど、各国の中央銀行のトップは市場にサプライズを与えてはならないと言われる。そういう意味では今回の発表は、今後の本格的な金融緩和に向けてのジャブだったのかもしれない。
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★編集後記★
冷房をかけたまま、ちょっと居眠りしたら風邪をひいてしまいました!
熱もなく大したことはないのですが、海に行けないのが辛いです(笑)。
☆次回は8月9日発行予定です。
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◆発行者の著作
『海外取引でよく使われる与信管理の英語』(IBCパブリッシング)
http://tinyurl.com/m5c8634
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