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━━<与信管理メルマガの草分け>━━━━━━━━━━━━━
■ニュースで学ぶ与信管理と債権回収■ 総発行部数2,671部
━━━━━━━━━━VOL.1260(2023年3月8日号)━━━━
こんにちは。
ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。
ロシアとウクライナの紛争で、損害保険の支払いが急増しています。
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<このメルマガの目的>
最新のニュースを題材にして、与信管理、債権回収に関する最新の手法や情報を毎週提供する。審査、与信管理、債権回収を専門としている人向けメルマガ。
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◆今週のテーマ◆
「国際取引における貨物保険のリスク」
「世界の損害保険会社で海上保険の支払いが急増する。戦争による船の損傷や接収を補償する船舶戦争保険を巡り、ウクライナ海域に取り残された船舶で最大600億円の保険金が発生する。」
(2023年3月7日 日本経済新聞 朝刊)
記事によると、近年、世界の船舶保険金は12〜13億ドル(約1632億〜1768億円)で推移してきた。今回の支払いは年間支払額の2〜3割に相当する。
こうした影響を受け、船舶戦争保険料を8割引き上げた保険会社も出てきた。また、戦争などの勃発で保険の提供を停止する通知の期限を航行7日前から3日前に短縮する動きも出ている。
一般的な貨物保険はICC(協会貨物約款)(A)、ICC(B)、ICC(C)の3種類がある。
ICC(C)は単独海損不担保で、座礁、沈没、大火災、衝突などをカバーする。ICC(B)は単独海損担保で、ICC(C)に加え海水に濡れた損失もカバー。ICC(A)は全危険担保で、外部的な要因によって生じるあらゆる偶発的な危険をカバーする。
ただし、ICC(A)であっても、戦争やストライキなどは対象外のため、特約でWarとSRCC(Strikes, Riots and Civil
Commotions)を付けることが多い。
保険でカバーされる期間は、原則として積出港の倉庫などで貨物が輸送のために動かされた時から、仕向港の倉庫で荷降ろしが完了されるまでだ。
今回は、ウクライナの港に58隻の船舶が閉じ込められており、対象となる保険金の総額が600億円にも上る。
コストの関係で、これまでWarのオプションなしで貨物保険を付保していた会社もあるかもしれない。今後は、その選択肢はなくなるだろう。
近い将来の台湾有事も取り沙汰される中、国際取引において、戦争を想定したリスク管理がスタンダートになるはずだ。
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★編集後記★
先日、健康診断を受けました。
朝から水しか飲めないので、終わって16時過ぎに食べるご飯が格別に美味しかったです(笑)。
☆次回は3月15日発行予定です。
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◆発行者の著作
『海外取引でよく使われる与信管理の英語』(IBCパブリッシング)
http://tinyurl.com/m5c8634
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