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━━<与信管理メルマガの草分け>━━━━━━━━━━━━━
■ニュースで学ぶ与信管理と債権回収■ 総発行部数2,671部
━━━━━━━━━━VOL.1252(2022年12月21日号)━━━━
こんにちは。
ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。
大河ドラマ「鎌倉殿13人」が終わりましたね。とても見ごたえのある作品でした。今日はこれを題材に取り上げたいと思います。
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を毎週提供する。審査、与信管理、債権回収を専門としている人向けメルマガ。
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◆今週のテーマ◆
「鎌倉幕府に見る日本人の精神性」
鎌倉殿の13人とは、鎌倉幕府を開いた源頼朝と頼朝を支えた有力御家人13人のこと。
北条義時、北条時政、安達盛長、梶原景時、比企能員、三浦義澄、和田義盛、足立遠元、八田知家、中原親能、大江広元、三善康信、二階堂行政
9人の東国武士と4人の文官で構成されていた。
これまであまり表舞台にでることのなかった執権2代目の北条義時が主人公として描かれた。脚本は三谷幸喜。大河の脚本は「新選組」「真田丸」に続く3作目だ。
以前から、鎌倉幕府を題材にした大河やドラマは多く、充分に理解していると思っていた。見事にその期待は裏切られた。
鎌倉幕府の誕生と繁栄が、これほど、血塗られた歴史だったのだと改めて痛感させられた。親族はもちろん、親や子供、兄弟までも鎌倉存続の大義名分のもとに、どんどん殺される。
下手に情をかけて生かしておくと、本人にその気がなくても、周りが担ぎ出して、反対勢力となるからだ。
気の良い次男坊の義時はこうした非情な政治を行う頼朝や父時政に対して諫言したり、時には激しく対立していた。
しかし、いつしか、自分はもっと非情な策を取る立場となり、同じように息子の泰時とも対立するようになる。
最終回は承久の乱で勝利をおさめ、義時は後鳥羽上皇を鳥取に島流しにする。3年後、妻に毒を盛られて最期を遂げる。
最期のシーンで、義時は自分がこれまでに排除してきた有力御家人を振り返るのだが、この数が何と13人でタイトルの伏線回収となっていた。
非常に見ごたえのある作品だったが、鎌倉幕府の歴史的な位置づけは全く別の視点となる。天皇を中心とする朝廷が日本を治めていたところに、武士集団の鎌倉幕府が誕生した。
頼朝にしても、義時にしても、なぜ、自分たちが朝廷にとって代わろうとしなかったのか。
もちろん、神の子孫である天皇を排除するなど、思いもつかなかったはずだ。それこそが日本人の精神性の高さであり、日本国の強さの根源なのだ。
中世に革命が起きて、国の王が変わらなかった国など日本以外にはない。国の名前が宋、元、明、清ところころと変わるチャイナなどがそのよい例だ。
エリザベス女王の葬儀で格式の高さが話題となった英国王室も同じ。初代国王からして、イングランドを征服したノルマンディー公なのだ。
その後も、フランス、ドイツ、スペインなど諸外国の血をいれて繋いできただけだ。
千数百年にわたり125代もの皇位継承をしてきた万世一系の天皇家の足元にも及ばない。
こうした日本の成り立ちを子供に教えない今の教育は本当に嘆かわしい。それどころか、こういう話をすると、すぐに右翼だと笑われる。
せめて、大河ドラマを見る時ぐらい、この事実を思い出したい。来年は家康が主人公であり、江戸幕府も同じだ。
家康は天下を取ってもなお、朝廷を奉り、征夷大将軍の立場に甘んじていたのか。この視点で戦国ものを見ると、新たな視点が開けるはずだ。
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★編集後記★
湘南の海から冠雪した富士山を見るとくっきりと青空に映えていて、冬が来たことを実感します。
☆次回は12月28日発行予定です。
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◆発行者の著作
『海外取引でよく使われる与信管理の英語』(IBCパブリッシング)
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