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ニュースで学ぶ与信管理と債権回収 |
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2023年5月31日
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━━<与信管理メルマガの草分け>━━━━━━━━━━━━━
■ニュースで学ぶ与信管理と債権回収■ 総発行部数2,671部
━━━━━━━━━━VOL.1270(2023年5月31日号)━━━━
こんにちは。
ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。
今回も世界が注目する米国の債務上限問題について取り上げます。
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<このメルマガの目的>
最新のニュースを題材にして、与信管理、債権回収に関する最新の手法や情報を毎週提供する。審査、与信管理、債権回収を専門としている人向けメルマガ。
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◆今週のテーマ◆
「米国債のデフォルトはあるのか?」
28日、バイデン大統領とマッカーシ下院議長は、債務上限の引き上げについて原則合意したと発表した。
合意内容としては、債務上限の効力を25年1月まで停止させるというもの。これでバイデン大統領は任期中にこの問題を気にする必要はなくなる。
しかし、民主党と共和党の代表が合意したとはいえ、債務上限の引き上げに関する法案は議会の承認が必要になる。
マッカーシ下院議長は共和党議員の95%が合意案を支持すると発言している。下院では31日にも採決が行われる見込み。その後、上院でも審議が行われる見通しだ。
上院、下院で多数派が異なるねじれ議会の状況で、短期間でどこまで結束できるのかがポイントだ。
一方、イエレン議長は6月5日に政府の資金が枯渇し、アメリカ国債が史上初めて債務不履行、デフォルトに陥るリスクがあると警告。
仮に、採決の予定が延期されたり、万が一でも議会で否決されたりするような事態になると、米国はもちろん、世界経済への影響が甚大となる。
こうした土壇場での合意、ギリギリのデフォルト回避は2013年に引き続いてであり、ある意味、米国の政治的なショーなのではないかと疑ってしまうほどだ。
仮に、米国債が史上初のデフォルトとなると、債券、株式、為替への影響は相当なものだと推測される。大手格付け会社のフィッチレーティングスは25日、米国債の格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。
日本の株式市場は28日のニュースを好感し、29日、一時、600円超も上昇。また、円は一時、140円後半まで下げた。このまま債務上限問題が解決されると、昨年後半から一服していた円安の流れが再び加速する可能性もある。
為替だけの問題でなく、日本企業にとっても今後の投資戦略を決める上でも、早急な解決を望みたいところだ。
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★編集後記★
先日、58才になりました!
ギネスに登録されている世界最高齢、89才のサーファーが湘南にいると知りました。これで、90までサーフィンする目標ができました!
☆次回は6月7日発行予定です。
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◆発行者の著作
『海外取引でよく使われる与信管理の英語』(IBCパブリッシング)
http://tinyurl.com/m5c8634
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