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━━<与信管理メルマガの草分け>━━━━━━━━━━━━━
■ニュースで学ぶ与信管理と債権回収■ 総発行部数2,671部
━━━━━━━━━━VOL.1263(2023年3月29日号)━━━━
こんにちは。
ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。
米国から始まり、欧州へ飛び火した金融不安。まだ、収まる気配がありません。
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<このメルマガの目的>
最新のニュースを題材にして、与信管理、債権回収に関する最新の手法や情報を毎週提供する。審査、与信管理、債権回収を専門としている人向けメルマガ。
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◆今週のテーマ◆
「米国における巨額の預金流出」
「シリコンバレーバンク(SVB)の破綻をきっかけに、米国の中小銀行から預金流出が加速している。米連邦準備理事会(FRB)は24日、9〜15日の流出額が過去最大の1200億ドル(約15兆700億円)になったと発表した。不安に駆られた預金者が大手銀行やMMFにお金を移しており、銀行の流動性不安を高めている。」
(2023年3月26日 日本経済新聞 朝刊)
わずか7日間における流出額は、リーマンショックの時の2.2倍にも上るというから、米国民の危機意識の高さがうかがえる。
しかも、米財務省、FRB、FDICは12日、預金保護の上限である25万ドルを超えて預金を完全に保護することを発表している。
発表後に、預金流出のペースが落ち着いたのかは記事からは分からない。
こうした中、22日に開かれたFOMC(米連邦公開市場委員会)では、0.25%の利上げを決定した。
米国の金融システムは強固だとして、金融不安よりインフレの抑制を優先した格好だ。
一方、欧州では金融機関に対する信用不安が止まらない。UBSのクレディスイス救済後、ドイツ銀行の株価は3割近く下落。
他にも、ソシエテジェネラル、スンダ―ドチャータード、BNBパリバなど欧州の主要銀行の株価も2割以上下落した。
ドイツ銀行については、ドイツのシュルツ首相が「非常に収益性が高く、懸念する理由がない」と発言するほど大きな話題になっている。
こうした金融危機と直接の関係はないが、日本では、有機ELディスプレー製造のJOLEDは27日、民事再生法の適用を申請した。
負債総額は337億円で、石川県と千葉県の工場は閉鎖する方針。
2023年になり、コロナ禍がようやく収まったが、金融危機という新たなリスクに直面することとなった。
現時点では世界的な金融危機にまで発展する可能性は低いが、引き続き状況を注視する必要がある。
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★編集後記★
WBCでの日本の活躍素晴らしかったですね。
以前に勝ったときは、米国は本気ではなかった感じでしたが、今回は本気の米国を倒しての優勝。
日本の野球史に残ると言ってもいいぐらいの出来事だと感じました。
☆次回は4月5日発行予定です。
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◆発行者の著作
『海外取引でよく使われる与信管理の英語』(IBCパブリッシング)
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