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ニュースで学ぶ与信管理と債権回収  
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2023年10月25日
 
 
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━━━━━━━━━━VOL.1290(2023年10月25日号)━━━━

こんにちは。
ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。

中国の碧桂園に関する動画も割と再生されました。
https://youtu.be/pzr2e9ZEWMI

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◆今週のテーマ◆

「改正反スパイ法にどう対応すべきか?」

先週、中国に進出する日本企業を震撼させるようなニュースが続いてあった。

一つは、3月に反スパイ法容疑で逮捕されたアステラス製薬の社員が、国家安全当局により正式に逮捕されたニュース。

松野官房長官は、中国側に早期解放を強く申し入れたとしている。

アステラス製薬は独自で入手している情報はなく、外務省から情報収集しているとのこと。

中国側は、中国は法治国家であり、法に従って処理するとのこと。詳細は明かされていない。

2014年、反スパイ法が施行されてから、17人の日本人が拘束され、9人が実刑判決を受けている。
確率で言うと、5割超である。

不可解なのは、拘束から半年も経過して、逮捕とは、あまりにも時間がかかりすぎていること。

今後、最長7か月をかけて起訴されるかどうか決まる。つまり、拘束から起訴まで1年。実刑になると、そこから、数年?

50代と言われているこの方、同年代として人ごとではない。ご家族の心中は計り知れない。

もう一つのニュースは、中国でまた、日系企業の社員が拘束されていたことが判明したこと。報道では、日中関係筋を情報源としており、具体的な社名は公表されていない。

日本の非鉄系専門商社となっている。非鉄系専門商社は多数ある。

拘束されたのは、レアメタルを担当する中国人社員。取引先の中国企業の社員も拘束されたもよう。

拘束の理由は不明だが、レアメタルは中国にとって戦略的な資源である。
徹底的な管理がされている。

おそらくは、反スパイ法容疑だと思われる。詳細は中国政府からの正式な発表を待ちたい。

今回、拘束されたのは中国人社員とはいえ、中国に進出している日系企業の間では、度重なる中国での社員の拘束にさらなる不安が高まっている。

今後は、どんな行為が「改正反スパイ法」違反となる可能性が高いのか、中国に詳しい弁護士と協議をして社員の行動を抑制するなどの対策が必要になる。

少なくとも、私は二度と中国を訪問することはないと決めている。
何を理由に拘束されるか分かったものではないからだ。

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★編集後記★

以前から、自然と一緒に生きる生活をしたいなと思っていました。
海辺などに住むイメージです。
引退したらやってみたいです。

☆次回は11月1日発行予定です。 
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◆発行者の著作
『海外取引でよく使われる与信管理の英語』(IBCパブリッシング)
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