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ニュースで学ぶ与信管理と債権回収 |
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2024年10月30日
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━━<与信管理メルマガの草分け>━━━━━━━━━━━━━
■ニュースで学ぶ与信管理と債権回収■ 総発行部数2,671部
━━━━━━━━━━VOL.1337(2024年10月30日号)━━━━
こんにちは。
ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。
予想通りというか、自民党は大敗しましたね。
野党と組んで連立政権を維持できるのか、興味深い展開になってきました。
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<このメルマガの目的>
最新のニュースを題材にして、与信管理、債権回収に関する最新の手法や情報を毎週提供する。審査、与信管理、債権回収を専門としている人向けメルマガ。
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◆今週のテーマ◆
「日本でも広まるか?個人のクレジットスコア」
個人信用情報機関のCICは、10月29日、「クレジット・ガイダンス」を11月28日から提供すると発表した。
「クレジット・ガイダンス」とは、CIC が保有する信用情報を分析のうえ算出した「指数」とその「算出理由」を提供するサービス。
「指数」とは信用情報のうち属性(年齢・性別・勤務先・居住地等)に関する項目を除外した「客観的な取引事実」に基づいて算出した信用状態に関する指標
具体的には下記の5つの情報が算出に使われる。パーセンテージは情報項目数の割合。
支払状況 36.5%
残高 31.8%
契約数 13.6%
契約期間 13.6%
申込件数 4.5%
クレジット・ガイダンスは、200〜800の数値で表され、800が一番信用度が高く、200が一番低い。クレジット・ガイダンスは統計的分析手法で算出され、AIは活用しないとのこと。
「算出理由」は 指数の算出に際し、特に影響を与えた理由で最大4つまで。例えば、「未入金がないため、指数にプラスの影響を与えています。」という感じで表現される。
消費者は自分の信用情報やクレジット・ガイダンスを開示請求することができる。インターネットで500円、郵送だと1,500円となっている。
信用情報の開示は以前から行っており、2023年には年間で37万件の利用があった。今回、この信用情報に点数が加わった形となるが、費用は据置。
こうした個人の信用情報を点数化したいわゆるクレジットスコアは、欧米や中国ではかなり以前から一般化している。
特に、米国では三大信用機関(Credit Bureau)であるEquifax、Experian、Trans Unionが信用情報を提供している。
その信用情報の中では、FICO Scoreと呼ばれる信用情報を点数化した指標が使われている。
FICOとは、Fair Issac Corporationの略で、業歴68年の上場企業である。米国では銀行など貸し手の90%はFICO Scoreを使って与信していると言われる。
FICO Scoreは、300〜850の範囲で評価は下記の通り。
800-850 Exceptional
740-799 Very Good
670-739 Good
580-669 Fair
300-579 Poor
67%の米国人は670点以上のスコアを持っている。
また、米国ではEquifax、Experian、Trans Unionの3社が開発したVantageScoreという信用スコアもあり、こちらも普及している。
2つのスコアは評価方法が異なるため、企業も個人も2つのスコアを比較することができる。なお、法律で、米国民は1年に一度、上記の3社から自分の信用情報を無料で取得することができる。
それぐらい、信用情報とスコアが国民の生活において重要な役割を果たしている証である。
今後、日本でもここまで信用スコアが個人の生活に浸透するのか興味深いところだ。
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★編集後記★
今週、福島にサーフトリップに行ってきました。
波もいいし、人も少なくて最高でした!
☆次回は11月6日発行予定です。
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◆発行者の著作
『海外取引でよく使われる与信管理の英語』(IBCパブリッシング)
http://tinyurl.com/m5c8634
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