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ニュースで学ぶ与信管理と債権回収  
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2024年9月18日
 
 
━━<与信管理メルマガの草分け>━━━━━━━━━━━━━
■ニュースで学ぶ与信管理と債権回収■  総発行部数2,671部
━━━━━━━━━━VOL.1331(2024年9月18日号)━━━━

こんにちは。
ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。

今度の会計基準の変更でいよいよ、リース取引のメリットがなくなりそうです。

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◆今週のテーマ◆

「リース取引、メリット終了」

「建物や設備を借りて使う「リース取引」の新たな会計基準が13日、公表された。企業は2027年度からリースの資産と負債を原則すべて貸借対照表に計上することが義務付けられる。関連契約を洗い出して資産価値を評価する必要があり、小売りや運輸などが対応を迫られる。企業の仕事の進め方や契約管理、情報システムなどの見直しにつながる可能性がある。」(2024年9月14日 日本経済新聞 朝刊)

これまで、ファイナンスリースはBSに計上されてきたが、オペレーティングリースは計上されてなかった。理由は所有権やリスクの移転である。

分割支払いでの購入に近い、ファイナンスリースの場合、契約期間終了後は、所有権は利用者に移転する。一方、オペレーティングリースの場合、契約期間中はもちろん、終了後も、所有権は貸し手に残る。

利用者は使用料を支払うのみだったので、資産計上されなかった。そして、これが、リース契約の大きなメリットだったが、今後はこのメリットがなくなる。

日本基準はどんどん国際会計基準に近づいている。

もちろん、今回の新会計基準の適用は上場企業と会社法上の大企業に限定される。中小企業は対象外である。

リース取引の多い航空、運輸、小売り、不動産などで影響が大きいと見られる。

新基準の適用が開始されるまでの2年半で、企業はリース取引の洗い出し、契約内容を確認する必要がある。

監査法人は企業側の膨大な手間を懸念している。今後、企業によっては専門のチームを立ち上げる必要に迫られるところも出てくるだろう。

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★編集後記★

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