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ニュースで学ぶ与信管理と債権回収 |
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━━＜与信管理メルマガの草分け＞━━━━━━━━━━━━━
■ニュースで学ぶ与信管理と債権回収■ 総発行部数2,671部
━━━━━━━━━━VOL.1165（2021年2月10日号）━━━━
こんにちは。
ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。
10都道府県に対する緊急事態宣言が1か月延長されました。これによる飲食、宿泊業を中心とした企業に対する影響が懸念されます。
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＜このメルマガの目的＞
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◆今週のテーマ◆
「据え置き期間終了後は？」
中小企業庁によれば、コロナ禍で実施した中小企業に対する緊急融資は約40兆円にのぼる。
日本政策金融公庫では33%、民間金融機関では42%の融資の返済据え置き期間が半年以内となっている。
融資のピークは昨年の5月前後推定されるので、11月ぐらいから返済が始まっていると考えられる。
11月の時点では、コロナ禍の状況も好転しており、先が見えた感があったが、現在の方が不透明感が強い。
さらに、据え置き期間が1年以内の融資の割合は、日本政策金融公庫では33%、民間金融機関では14%となっている。
公庫では7割弱、民間では5割超の融資がすでに返済開始しているか、今年の5月前後から返済が始まることになる。
中小企業庁が12月に発表した中小企業景況調査（2020年10〜12月期）では、業況判断DIは全産業で、8ポイント改善した。調査対象は18,912社。
一方、製造業で11.6ポイントの大幅な改善が見られたのに対し、非製造業で6.7ポイントしか改善しなかった。
製造業で改善幅が大きかったのが、化学の26.9ポイント、輸送用機械器具の24.5ポイント、電気・情報通信機械器具・電子部品の22ポイント、パルプ・紙・紙加工品の21.3ポイントなどであった。
非製造業では、卸売業の15.9ポイント、サービス業の6.8ポイント、小売の4.8ポイントなど、小幅に留まった。
サービス業の内訳では、宿泊業の33.1ポイント、法人向け運送・倉庫の11.5ポイント増、飲食業の7.7ポイントなどが目立った。
宿泊業の大幅な改善はGo To Travelによるところが大きく、飲食業も同じ理由と思われる。こうした業種は今四半期（1〜3月）において、再び悪化することが予想される。
時短営業に協力した飲食店に対する1日最大6万円の協力金は、大手飲食店にとっては雀の涙ほどだが、個人飲食店にとっては充分すぎる支援だ。
また、飲食店に限定されている点も、同じように売上減に直面しているサービス業から避難の声が上がっている。
国の財政に限りがある中、もっと効率的な支援ができないものだろうか。
当初は、懸念されていた新規感染者数の減少も、ここにきて、明らかな傾向となってきた。どのタイミングで解除するのか、経済とのバランスの狭間で政府は難しい判断を迫られている。
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★編集後記★
最近、ClubhouseというSNSが流行っているみたいですね。
友人に招待してもらい、始めてみましたが、正直、よくわかりません（笑）。
☆次回は2月17日発行予定です。
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◆発行者の著作
『海外取引でよく使われる与信管理の英語』（IBCパブリッシング）
http://tinyurl.com/m5c8634
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