---------------------------------------------------------------------- |
【 「海上輸送での輸出〜国際物流の流れ(1)」 初めての海外取引 第27回 】 |
---------------------------------------------------------------------- |
海外取引に欠かせない貿易実務を学ぶ上で、国際物流の流れを知っておくことは重要である。
まずは、海上輸送から見ていこう。
海上輸送には「コンテナ扱い貨物」と「混載貨物」がある。
費用や利便性から利用頻度が高いのは、後者である。
1.CFS(Container Freight Station)への搬入
輸出者が自分でトラックを手配して、CFS(保税倉庫)へ貨物を搬入する。ここで、貨物の検量、検尺が行われる。
いわゆる、フォワーダーを活用すると、貨物を工場まで引き取りに来てCFSまでの輸送も行ってくれる。
2.搬入確認
書類を元に貨物の搬入確認が行われる。
3.輸出申告及び輸出許可
輸出申告については、フォワーダーが代行してくれる。問題がなければ、輸出許可が下りる。税関検査となると余計に日数がかかる。
4.バンニング及びコンテナの移動
貨物をコンテナに積むことをバンニングという。コンテナに積まれた後、コンテナはCY(Container Yard)に移動される。
5.本船出港
コンテナが本船に積まれて出港する。
コンテナ扱い貨物の場合、バンニングのプロセスがなく、その分、必要日数も1日程度短縮される。
ただし、コンテナ一本分の貨物があることが大前提となる。
「初めての海外取引」目次はこちら
貿易取引の実務を学びたい方はこちら
海外取引の与信管理・債権回収を学びたい方はこちら
|
---------------------------------------------------------------------- |