初めての海外取引 第20回 「Open Account(オープンアカウント)」 | 与信管理総合研究所 ナレッジマネジメントジャパン
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【 初めての海外取引 第20回 「Open Account(オープンアカウント)」 】
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過去数回にわたり、決済条件について解説してきた。

最後に、Open Account(オープンアカウント)について取り上げてみよう。

(1)Advance Payment(前払い)
(2)a. Confirmed L/C(確認信用状)
(2)b. L/C(信用状)
(2)c. Stand-by L/C(スタンドバイL/C)
(3)D/P(手形支払書類渡し)
(4)D/A(手形引受書類渡し)
(5)Open Account( オープンアカウント)

Open Account(オープンアカウント)とは、期日現金、延現金などと訳されることが多い。

請求書を発行して、期日までに支払ってもらう決済条件の総称である。

貿易の場合は、銀行振り込みで決済されることから、Remittance(送金取引)という場合もある。

また、送金が電信送金であることから、Telegraphic TransferやT/Tと呼ばれることもある。

送金取引には、大きく前払いと後払いがある。

前払いの場合は、売主にとっては最も安全な決済条件である。

一方、買主にとっては、最もリスクの高い決済条件となる。

後払いの場合、売主にとっては最もリスクの高い決済条件である。

一方、買主にとっては、最も安全な決済条件となる。

オープンアカウントでの取引は、信用リスクがほとんどない優良企業との取引に限定すべきである。

D&Bの格付けでいえば、1(High)が一つの条件となる。

無論、全ての1(High)の格付けがある企業と、オープンアカウントで取引できるという意味ではない。

信用リスクのある取引先に対して、ビジネスの重要性からどうしても、オープンアカウントで取引せざるを得ない場合、ファクタリングや貿易保険、取引信用保険の付保を検討すべきである。

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