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【 初めての海外取引 第7回 「取引相手を探す(2)」 】 |
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海外取引の相手を探す代表的な方法は下記のとおりである。
前回は、(1)、(2)について解説した。
(1)ホームページの活用
(2)見本市や展示会に出展
(3)日本貿易振興会を活用
(4)データベースの活用
(5)取引先から紹介
今回は、(3)〜(5)について説明する。
(3)日本貿易振興会を活用
日本貿易振興会(JETRO)には、引き合い案件データベース(TTPP)がある。ここで、国内や海外の企業が登録した商品・サービス情報を検索できる。約30,000件の商品やサービスが掲載されている。
例えば、「繊維・皮革品 買いたい アジア」で検索すると、6件の案件が該当して表示される。
気になる案件があれば、直接、問い合わせをすることができる。その場合には、TTPPに対する利用者登録が必要になる。
登録や利用は無料なので、自社製品・サービスのPRにも使える。
(4)データベース
グローバルな企業情報会社では、国や企業の属性に応じた条件検索ができる。
例えば、ベトナムで精密部品加工業、従業員100人以上の企業と条件を指定して、企業をリストアップすることができる。
リストアップされた企業の信用調査レポートを取得すれば、格付けなど信用リスクによるセグメント分けも可能になる。
(5)取引先からの紹介
最も確実な取引先開拓法である。取引先が既に取引をしているようであれば、ある程度、信用がおける。
ただし、取引先から紹介されたからといって、与信管理をしなくてよいということではないので、注意が必要だ。 |
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