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【 海外与信管理入門 第33回 「国際ファクタリング」】 |
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貿易保険、輸出取引信用保険と並んで、海外取引の信用取引に伴うリスクを
外部化できるのが、国際ファクタリングである。
国際ファクタリングは、銀行やファクタリング会社がオープンアカウントの
海外取引を輸出者に対して保証するもの。
ファクタリング業務は日本の大手銀行や、その子会社であるファクタリング会社が
提供しているサービスである。
取引のある銀行に打診すれば、すぐにファクタリング会社の担当者を紹介してくれるはずだ。
自行、海外の銀行、ファクタリング会社等のネットワークを通じて、
代金回収のリスクを引き受ける。
ファクタリングのメリットは、輸出取引信用保険と違い、取引先1社ごとの
リスクを外部化できること。
反面、デメリットは、買い取り型の場合、ファクタリング会社に債権を譲渡することになり、
取引先の承諾が必要になる点。保証型でも、債権譲渡はないが、承諾は必要になる。
また、ファクタリングを引き受けるかどうかは、日本よりも海外のファクタリング会社が
最終的に判断することが多く、複数のファクタリング会社に打診しても、
同じ結論になることもある。
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