海外与信管理入門 第21回  「効率性の分析」 | 与信管理総合研究所 ナレッジマネジメントジャパン
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与信管理とは〜海外与信管理入門

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【 海外与信管理入門 第21回  「効率性の分析」 】
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海外でよく使われる主なEfficiency Ratio(効率性の分析)には、下記の指標がある。

●Assets to Sales(総資産回転率)
●Days Sales Outstanding、DSO(売掛金回転日数)
●Sales to Inventory(棚卸資産回転率)

●Assets to Sales(総資産回転率)

企業の効率性を判断する最も一般的な指標。日本でもよく使われる比率だが、
欧米では計算式が異なる。日本と違い、売上に対する比率として%で計算する。

比率が低いほど資産の効率性は高く、高いほど資産が有効に活用されていないことになる。

<計算式>

Total Assets / Sales = Assets to Sales (%)

●Days Sales Outstanding、DSO(売掛金回転日数)

別名Collection Periodとも呼ばれる。売掛金の回収効率を判断する指標。日数が少ないほど、
早期回収を意味して経営効率が高い。

分子となる売掛金は貸借対照表の数値を使うのが一般的だが、期中平均や2期分平均などを
使う場合もある。

<計算式>

Accounts Receivable / Credit Sales ×365 = DSO(Days)


●Sales to Inventory(棚卸資産回転率)

棚卸資産の効率性を計る指標。日本でも良く使われる効率性の指標の一つで、
この比率が高いほど、棚卸資産の経営効率が良いことになる。

但し、同業他社に比較して極端に高い場合は、販売機会喪失の可能性があり、反対に極端に
低い場合は不良在庫の疑いがある。

<計算式>

Sales / Inventory = Sales to Inventory (Times)

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