初めての海外取引 第11回 「回収代行履歴」 | 与信管理総合研究所 ナレッジマネジメントジャパン
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【 初めての海外取引 第11回 「回収代行履歴」 】
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英文の信用調査レポートを見る3つ目のポイントは、回収代行履歴である。

(1)格付け
(2)支払情報
(4)回収代行履歴
(5)担保設定
(6)銀行取引

英文の信用調査レポートの場合、支払情報の一部に回収代行履歴の有無が記載されている。

こうした情報は、調査会社がCollection Agencyと提携することで情報を入手している。


Collection Agencyとは債権回収代行会社である。債権者から依頼を受けて、債務者と交渉して債権を回収するビジネス。

日本では、規制があって展開できないが、海外では一般的なビジネスである。
全世界2万社近くあると言われる。

こうしたCollection Agencyの中でも、大手になると、信用調査会社と提携をしていることが多い。

定期的に依頼を受けた案件の情報提供を行っている。該当する企業がある場合、レポートにはこう記載される。

Placed for collection / Collection

ここに件数が記載されている場合、当該企業の取引先の中で、回収代行を依頼したところがあることが分かる。

取引先が回収代行を依頼するパターンは2つある。一つは、社内の規定で90日以上の遅延債権は全て回収代行を依頼すると決めてある場合。

もう一つは、その遅延債権の回収が自社では難しいと判断して、第三者の力を借りようとする場合。

いずれにせよ、信用情報としてはマイナスになる。

また、大手調査会社は、各企業や金融機関からバルクで売掛情報の提供を受けている。こうした売掛情報には、回収代行の履歴も含まれている。

その場合には、特に提携関係にないCollection Agencyに対する回収代行の依頼情報も掲載されることになる。

取引先の英文クレジットレポートを見る場合には、必ず、回収代行の履歴の有無を確認することが大切だ。
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